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高森明勅
2018.10.18 12:45皇室

『天皇と元号の大研究』刊行

私が監修した『天皇と元号の大研究』(PHP研究所)
が10月20日に刊行される。
 
「楽しい調べ学習シリーズ」の1冊。
 
勿論、児童図書の部類に入る
(でなければ、「“大”研究」なんて恥ずかしい書名は、普通あり得ない)。
 
だから、文章は極めて分かりやすい。
 
さすがに児童図書専門のライターが
手掛けられただけのことはある。
 
私が書いたら、とてもこうはならなかっただろう。
 
だが、内容のレベルは決して侮れない。
 
大学生や一般の社会人、
更に小中学校の先生方でも恐らく知らない知識が、
ふんだんに盛り込んである。
 
特に「元号」を巡る必須の知識を、
これほど平易にまとめている本は、
これまでになかっただろう。
 
目次作成の段階から私が関与した。
 
ゲラ刷りでも2度にわたりチェックし、
ゲラ刷りを渡した後も、
担当者から何度も確認の連絡が入った。
 
私も子供向けなので一層、
力を注いだつもりだ。
 
「見本」本を見ると、大判で堅牢、
実に綺麗に仕上がっている
(全ページがカラー、横組みで総ルビ付き)。
 
私にとって、
初めて関わった児童図書だけに感慨もひとしおだ。
 
但し、今ごろ校正ミスを見つけた。
 
16ページ下から4行目に「即位の礼正殿の儀」
とあるのは「即位礼正殿の儀」の間違い
(“の”が要らない)。
 
同ページ下の写真のキャプション、
61ページ10行目も同じく。
 
後者に「正殿の儀です。
 
『即位礼正殿の儀』では…」とあるのは
「『即位礼正殿の儀』です。この儀式では…」と訂正。
 
索引の「さ行」に「正殿の儀」
という項目を立てているのも、
「即位礼正殿の儀」に改めるべきだ。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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